【AI音楽の作り方②】Suno作曲のコツと“2テイク問題”という落とし穴

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【AI音楽の作り方②】Suno作曲のコツと“2テイク問題”という落とし穴

連載第2回は、すべての出発点である「Sunoでの作曲」です。ここでつまずくと後工程が全部ズレるので、いちばん大事なパートかもしれません。

Sunoはどう使う?

Sunoは、曲の雰囲気(ジャンル・テンポ・楽器・ムード)や、歌モノなら歌詞を渡すと、ボーカルや演奏ごと“曲そのもの”を生成してくれるAIです。「夕暮れの港町の癒しBGM」「フリーランスの日々を歌った英語アコースティック」——そんなざっくりした方向性から作り始められます。

最大の発見:「1回の生成で2テイク出る」

使ってすぐ気づいたのが、Sunoは1回の生成で“2つのテイク(別バージョン)”を返してくること。最初は「どっちか選ぶのね」と思っていたのですが、これが大きな武器になりました。

① BGMは2曲を“つないで”長尺化

作業用BGMでは、この2テイクを5秒のイコールパワー・クロスフェードで1曲につなげています(ffmpegの acrossfade=d=5:c1=qsin:c2=qsin)。各テイク3分前後なので、つなぐと6分前後のたっぷりしたBGMに。さらに欲を出して4テイクを結合し、7分53秒の長尺アンビエント「Steam-Sweet Pocket」も作りました。1回の生成を“素材”として使い倒すイメージです。

② 歌モノは2テイクを“別作品”に

歌モノの場合、2つのテイクは歌い回しやアレンジが微妙に違うので、それぞれを別のMVに仕立てることもできます。1回の作曲で2本の動画が作れる、お得な瞬間です。

失敗談:危うく“同じ曲”だと思って1本消しかけた

この2テイクが、見事に私を引っかけました。「Paycheck to Paycheck」と「Busted String, Stubborn Grin」という2本のMV——歌詞のコンセプトが同じだったため、編集中の私(厳密にはClaude Code)は「これ重複アップでは?1本消そう」と早合点したのです。

ところが冷静に尺と音源を確認すると、238秒 と 244.88秒で別物。同じ歌詞コンセプトを、Sunoが2テイクで別アレンジに歌い上げた“姉妹曲”でした。結局2本とも別作品として公開維持。教訓は、「Sunoは2テイク出るので、同じ歌詞でも別音源の動画が並ぶことがある。“同曲では?”と早合点せず、必ず尺と音で確かめる」です。

尺と枚数の目安

曲ができたら、イラスト1枚あたりの表示時間が30〜45秒くらいになるよう枚数を決めます。式にすると「音源の長さ ÷ 枚数 ≒ 30〜45秒」。たとえば約6分の曲なら10枚、3分弱なら6〜8枚、といった具合です。これより長いと“間延び”、短いと“せわしない”映像になります。

次回・第3回は、できあがった曲とイラストを“動く映像”にするレンダリング工程と、そこで連発した失敗談です。この環境、とにかく重いんです……。

📚 この連載について

本記事は、SunoとClaude CodeでAI音楽を作ってYouTubeに公開するまでの裏側をまとめた全4回シリーズです。

  • ① はじめかた・全体像(道具と役割分担)
  • ② 作曲・音源編 ― Sunoのコツと「2テイク問題」
  • ③ 動画化編 ― Ken Burnsと“重い環境”との戦い(失敗談)
  • ④ 公開・運用編 ― YouTubeアップロードの罠とSNS、これまでの全16本

※公開後、各記事をリンクでつなぎます。

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